2021/09/24
むち打ちを正しく知っていますか?

こんにちは!東高円寺みやび整骨院です。

今回は細川が担当いたします!

 

ようやく過ごしやすい季節に…と言いたいところですが、まだまだ暑い日は続き涼しいかと思えば雨が降りととても快適とは言えない気候が続いておりますがみなさまはどのようにお過ごしでしょうか?

 

さて、今回はむち打ちについてお話していこうかなと思います。


むち打ちとは…

これを読んでくださってるみなさんの中にはむち打ちという言葉自体を聞いたことがある方は少なからずいらっしゃるとは思いますが、一口に「むち打ち」と言っても単純に筋肉を痛めたものや神経を損傷しているもの吐き気が出てくるものなど多種過ぎるがあまりしっかりと「これがむち打ちです」と答えられる方は限られてくるのではないでしょうか?

 

広義の意味でむち打ちとは

『交通事故などの強い外力によって頸部が鞭を打ったように過度に収縮し、頸部の軟部組織または骨組織が損傷することの総称』

です。

かみ砕いて言うなれば

『事故などで強い衝撃を受けてしまった際の首の怪我』

といったところでしょうか

 

このむち打ちという怪我、言葉の範囲が広いことから症状のバリエーションも豊富です。

代表的なものをご覧ください

 

・首、頭や腕などのコリや痛み

・首が回らなかったり動かすと痛い

・目の疲れ

・眩暈

・吐き気

・不眠

・頭痛

・手足の虚脱や痺れ

 


多種多様なむち打ち

 

ここまで言葉の意味も広く、症状も多いと「結局、首の怪我は何でもかんでもむち打ちになってしまうんじゃないか?」と疑問を持たれる方も多いかと思います。

実際、僕もそう思いました。

ただし、むち打ちというカテゴリの中にはさらにまた数種類の分類があり、それによって損傷部位や症状などが全く変わってきます

ここではそちらを紹介していこうかと思います。

 

1.頸椎捻挫型

むち打ち全体の約70%がこの「頸椎捻挫型」ということもあり、これが最も代表的なむち打ちではないでしょうか。

読んで字のごとく首の捻挫で、首を支える筋肉や靭帯を損傷している場合「頸椎捻挫」と呼ばれます。

症状も首肩の痛みや頭痛などベーシックなものです。

2.神経根損傷型

まずはこちらの図をご覧ください。

こちらは頸椎(首の骨)を横に切り、それを上から見た断面図になっています。

このように頸椎の中には脊髄が通っていてそこから抹消まで神経伝達をしてくれる通り道を脊髄神経と言います。

この脊髄神経の始まり、脊髄を地面、神経を木とするとちょうど根っこにあたる部分を『脊髄神経根』と言い、そこの損傷が今回の『神経根損傷型』です。

頸椎からの神経は主に腕に行くためこちらの症状は手の虚脱や知覚障害、痺れなどまさに神経障害といった症状になっています。

3.脊髄損傷型

続いて先ほどの図の真ん中にある脊髄自体を損傷してしまった場合はこちらの『脊髄損傷型』に分類されます。

ここで注意が必要なのは脊髄は頸椎だけに留まらず腰椎(腰の骨)まで通っていて腰付近にある脊髄は脚に向けて神経枝を出しています。そのため脊髄損傷型では首を怪我しただけのはずが脚にまで痺れや痛み、筋力低下などが起きてしまいます

4.バレ・リュー型

もはや見ただけでは見当もつかないような名前になってしまっていますが続いてバレ・リュー型の説明です。

コチラは頸椎を縦に切りそれを横から見た断面図になります。

脊髄には脊髄神経根が付いていてそこから出る枝の内いくつかは『交感神経管』と呼ばれる場所に連絡します。

ここには交感神経が存在していてバレ・リュー型ではここと神経枝の接合部が損傷してしまいます。

交感神経不全となってしまうため、代表的な症状として頭痛や眩暈、吐き気、耳鳴りはたまた難聴などどちらかというと頭の方に症状が集中しています。

5.脳脊髄液減少型

頭蓋骨~脊髄の中は『脳脊髄液』という液体で満たされています。

この液体が脳圧(頭蓋骨内の圧力)を一定に保ちつつ脳の保湿をし形をキープしてくれているのですが、強い衝撃で循環路のどこかを損傷してしまいこれが漏れ出してしまう事を『脳脊髄液減少症』と言います。

これによって頭痛、眩暈、耳鳴り、倦怠感などの症状が出てきます。

 


むち打ちの治療

 

では、実際むち打ちになってしまった際はどのような治療が行われるのでしょうか?

なんといっても首の怪我ですので間違った事をして取り返しのつかない事にはなりたくないものです…

むち打ちは急性期と慢性期でやる治療が全くと言って良いほど違ってきます

1.急性期の治療

ここで言う急性期とは患部に炎症が起きている時期のことを言いますが、むち打ちの場合受傷直後から1ヶ月程度は急性期となります

この期間は特に安静と冷却が大切です。

むち打ちを起こしてしまった場合にはまずは医師の指示に従い、ネックカラーなどで首を固定し冷やしてください。

特にこの時期はお風呂も湯舟などにはつからず、シャワーなどで簡易的に済ませておいた方が良いでしょう。

今後に最も関わる時期なのでできる限り医師に診てもらいましょう。

2.慢性期の治療

さて、炎症が収まり今度は筋肉が固くなる時期がこの慢性期となります。

今度は逆にストレッチや温めるといった事で固くなってしまった筋肉の柔軟性を確保する事が重要になってきます。

ですので、この時期に差し掛かりましたら今度は積極的に湯船につかりましょう。

この時期に関しては接骨院などでの受診もオススメです。

当院では筋肉の柔軟性を手技療法で確保しつつ原因に目を当て、再発の防止にも注力しています。

 

同じむち打ちでも時期によって治療法は180度違いますので間違いのないようにしましょう。

 


むち打ちを予防するためには

さて、ここまで特徴や治療についてお話していきましたが、最も重要な事はむち打ちにならない事です。

どの怪我にも言えることですが怪我をしなければ苦痛もありませんし治療も必要ありません

ですので、まだむち打ちを起こしていない方やむち打ちの治療を終えた方には何より予防に注力して頂きたいです。

そこで重要となるのはやはり、首の筋肉を柔らかく保つことです。

 

・ストレッチ

ストレッチは筋肉の柔軟性を出していくのに効果的なものの一つで、最大のメリットは人の手を借りず一人でできるものも数多く存在している所です。

そんな一人でできるストレッチを1つ紹介していきます。

 

  1. まず、首を前後にゆっくりと倒します。
  2. 次に今度は左右に倒し、首筋が伸びたところで20秒程度キープします。
  3. 最後に首をゆっくりと回しましょう

・マッサージ

マッサージは筋肉の緊張をほぐしつつ、血液循環を促進することにより固くなってしまった筋肉の修復を行います。

これを定期的に行うことによって柔らかい筋肉を作って行く事が可能です。

・首周りの姿勢を整える

筋肉が固くなってしまうということは、それだ日頃から負担が強いということです。

首や肩の場合、頭の重さを首がうまく支えられていなかったり肩の筋肉が不自然な長さになるように強制されていたりといったものが考えられます。

少なくとも上記二つは姿勢の関係で起こってくるものです。

裏を返して言えば姿勢を正すことによって首肩への負担が激減、筋を柔らかく保ち十分な予防になるのです

 


 

いかがだったでしょうか?

面倒なことになることがとても多いむち打ちですが、予防をしっかりしておけばリスクは格段に減少します。また、現在むち打ちでお困りの方もしっかりと治療をするのはもちろんのこと、加えて再発防止を心がけることで予後が随分と変わってきます。

当院ではむち打ちはもちろんのこと幅広い範囲で患者様個々に合わせた治療を提案させて頂いております。

お身体のことでお困りの際は是非お立ち寄りください。

東高円寺みやび鍼灸整骨院

℡ 03-6304-9943

東京都杉並区高円寺南1-6-11-110 ニコニコロード中

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