2021/11/29
顔のたるみ、どうにかしたい!
こんにちは!
東高円寺みやび鍼灸整骨院、鍼灸師の盛田です。
このタイトルを見たということは、少なからずお顔のたるみが気になっていることだと思います。
今回お話しする内容としては
- たるみはなぜ起こる?
- 美容鍼の効果は?
- ご自宅でのケア方法
こちらの3パートに分けていきます。
1.たるみはなぜおこる?
なぜ顔がたるんでくるのかの説明の前に、肌の構造についてお話をしていきます。
肌の構造は
表皮 真皮 皮下組織
の3つに大きくわけられます。
※表皮……肌の一番表面にあり、おもに紫外線や乾燥から肌を守る『バリア機能』、『保湿機能』、最も大切な
肌の入れ替わりを行う『ターンオーバー機能』があります。この機能が正常に働いていると、きめ細
かく整ったお肌を維持することができます。
※真皮……肌の張り、弾力を維持する『コラーゲン』『エラスチン』が存在し、加えてそれらを生産する細胞『線
維芽細胞』があります。そこを肌全体のみずみずしさを保つ『ヒアルロン酸』で満たします。この真
皮層から表皮に栄養が送られると、ターンオーバーを促進します。
※皮下組織…皮下組織には肌全体を支える筋膜や筋肉、栄養をいきわたらせえる血管などがあります。
筋膜などが硬くなったり、委縮するなどで、本来の働きができなくなると『たるみ』『しわ』などが発生します。
はこれらを踏まえて具体的な原因について説明していきます。
① 皮膚が弱って緩む
紫外線や大気汚染などによるストレスがかかると、活性酸素と呼ばれる老化を加速する物質が肌の中に生じます。肌のハリを保つコラーゲンは破壊され、新たなコラーゲンが作られにくくなります。
また若い頃と比べ、肌細胞を正確に産生する能力も衰えるため、肌そのものが脆弱になりがちになっていくので、皮膚が脂肪などの組織を支えきれず、重力に負けてたるんでしまいます。
②皮下脂肪が肥大化する
加齢により代謝が落ちることで、食事の量が減らなければ、顔も脂肪が増えやすくなります。
皮膚が支える重量が増えれば、皮膚が耐えられずにたるみやすくなってしまいます。
③ 筋肉が弱る
顔の筋肉が衰えると、その上の脂肪や皮膚を支える筋膜の支持力が低下します。
それにより徐々に皮膚が下がっていきます。また逆に筋肉が固くなることにより、肌が引きあがりづらくなり、そのことでもお顔はたるんでいきます。
④全身の機能が衰える
人間には、悪影響から自分自身を守る機能が備わっています。ところが老化が進むとその機能も衰えてしまいます。必要がないのにメラニンを作り続けたり、活性酸素を消しきれず暴れ放題にしてしまったり、ハリを保つコラーゲンを十分に作れず勝手に分解してしまうといった事態が生じます。
2.美容鍼のたるみへの効果
美容鍼の効果としては大きく分けて2つあります。
一つ目はターンオーバーの改善です。
鍼をお悩みの箇所、たるみが起こってしまっている部分に刺していきます。それによりその直下のお肌の組織『真皮層』に微細な傷【マイクロトラウマ】を起こします。
身体の反応として傷が入るとそこの組織を修復しようとして、自己免疫を働かせます。
それにより真皮層での細胞の働きが活性化され、コラーゲンを生産します。
コラーゲンの作用として肌のターンオーバーの促進があるので、これによって肌再生を行い、たるみを改善します。
二つ目は筋肉に対する作用です。
先述した通り、お顔の筋肉の筋力低下や柔軟性の低下により起きるたるみに対してのアプローチになります。
お顔の筋肉を手で緩めようとすると皮膚をこすってしまい、逆にシワの原因にもなってしまいます。
鍼はその問題をクリアし、中の筋肉に対して直接アプローチができるのでエステなどよりも効果が高いです。
- 鍼に通う頻度としては、ご年齢のもよりますが基本的にターンオーバーが整うまでは最低でも14日に1回。
早く効果を出したい場合や、ご年齢が上の方は10~7日に1回が最も効率よく効果を出していくことができます。
期間としては、細胞の入れ替わりの日数が3か月なので、最低でもそのくらい通っていただくのが望ましいです。直後も変化は出ますが、最初のころは維持ができないので継続して行っていくことが大事になります。
3.ご自宅でのケア法
ご自宅でしていただきたいこととして、大きく分けて3つあります。
- UVケア
お肌の老化の原因として最も多いのは【紫外線】です。紫外線は量の大小はありますが一年中、どこにいても、どんな天気でも浴びています。紫外線を浴び続けると徐々にコラーゲンが破壊されていき、見た目の老化が促進されてしまうので、これを防ぐことがまず必要です。
具体的に何をするのかというと、
・紫外線クリームを塗る
・帽子をかぶる
・サングラスをつける
などの一般的なもので構いません。
特に重要なのは紫外線予防クリームです。
最近は化粧下地にUVが含まれるものがほとんどですが、さらにクリームを塗り重ねることで予防力が高まります。もしあまり塗ることに抵抗があれば、最低限気になっている部位だけでも塗ることをおすすめします。
- 頭皮マッサージ
お顔が下がる原因の二つ目が筋膜の問題です。頭部からフェイスラインを走る筋膜の柔軟性がなくなればお顔は張力を維持できずに下がってしまいます。
・耳の上のあたりを親指を除く4指で引き上げるようにマッサージ
・前髪の生え際を4指で引き上げるようにマッサージ
この二つを眠る前などに行いましょう。
筋膜がほぐれてくればお顔のリフトアップが効果的に行うことができます。
また、頭皮を緩めることで自律神経も整いやすくなるので、睡眠にも効果的です。
- 栄養管理
最後は栄養管理ですが、簡単に言えばビタミンを摂取しましょうというお話です。
摂取していただきたいものとしては以下になります。
・ビタミンC
抗酸化作用が非常に高く、紫外線などによる酸化を防ぎます。
またタンパク質と結合して肌の代謝を促します。
食品➤アセロラ、レモン、ブロッコリー、ピーマンなど
・ビタミンB群
粘膜の炎症などを抑える効果が高いので、ニキビや肌荒れが起きやすい方は特に重要です。
食品➤豚肉、カツオ、マグロ、卵、ほうれん草、枝豆など
・ビタミンA
血行改善や代謝促進効果があり、アンチエイジングに必要ですが、とりすぎると中毒になるので注意が必要です。
食品➤ニンジン、かぼちゃ、春菊、レバー、ほうれん草など
・ビタミンE
抗酸化作用が高く、ビタミンCとともに摂取するとさらに効果が上がります。また血行改善効果もあるので肌代謝のアップに必要です。
食品➤アーモンド、ツナ缶(油入り)、かぼちゃなど
いかがでしたでしょうか、上記の中から一つでも気を付けていけそうな物はありましたか?
お肌の健康維持には努力が必要です。
こういったものはすぐ効果が出るものではなく積み上げていくものです。
コツコツ積み重ねた先に理想の未来があります!
少しずつでいいので築き上げていきましょう。
もし少しでも気になったらお気軽にご連絡ください!
東京都杉並区高円寺南1-6-11-110 ニコニコロード中
東京メトロ丸の内線 東高円寺駅 徒歩2分
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓