2022/05/14
連休明けは五月病に要注意!
こんにちは!
東高円寺みやび整骨院の盛田です。
皆さんはGWはいかがお過ごしだったでしょうか?
最大10連休だった方もいるのではないでしょうか。
今回は連休明けに起きやすい五月病に関してお話していきたいと思います。
●五月病とは?
5月の連休明けに心と体のバランスを崩してしまった状態のことを日本では「五月病」と呼ぶことがあります。
5月のこの時期は、就職や新学期などによる社会生活の変化や、春から夏にかけての気候の変化などが重なる時期です。そしてGWなどの長期連休が挟まると、なおさら変化を大きく感じてしまいます。
医療機関で診断名として付けられるのは以下の物になります。
1.適応障害
強いストレスによって日常生活を送ることが困難になるほどの“心の不調”が現れる病気で、うつ病の〝手前〞の状態だと考えられています。
こころの症状としては
・憂うつな気分で落ち込む
・不安感で神経質になる
・焦る気持ち
行動面にも影響が出ることもあり、涙もろくなって泣きわめくなどの行動がみられることもあります。
これらの症状によって日常生活に支障が出て、仕事を続けられなくなったり、学校に行けなくなったりする場合もあります。
特徴としては、ストレスとなる出来事が明らかなことです。ただ、このような症状が現れるのは一時的で、長くは続かないのが特徴です。
もし6か月間以上続いているようなら、うつ病などほかの病気の可能性もあります。
原因となるストレスからうまく離れることが、改善・回復のポイントですが、実際には自力だけでは難しいです。通常の社会生活を送りにくい状態が1〜2週間続く場合は、精神科、心療内科、メンタルクリニックなどを受診することをお勧めします。
2.うつ病
脳の機能低下が原因となるうつ病は、心の不調に加えて、体の不調も多くみられます。
一日中気分が落ち込んでいる
何をしても楽しめない
眠れない、食欲がない、疲れやすい
集中力、思考力が無くなる
自分はいない方が良いと感じる
こういった症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。
また、ものの見方や考え方が否定的になります。自己判断をせずに、総合病院の精神科や心療内科、精神科のクリニックなどに相談しましょう。
3.自律神経失調症
上記の二つほどではない、けど何となく体が辛い。そういった方が診断されることがあります。
これは一般的によく使われますがあいまいな診断として使われることも多いです。
原因としては、過度なストレスにより自律神経【交感神経】【副交感神経】が正常に機能しないことで起こります。
だるい、眠れない、疲れがとれない
頭痛、のぼせ、めまい、立ち眩み
動機や息切れ、下痢や便秘、冷え
情緒不安定、イライラや不安感、うつなど
このように全身的な症状が起こることがあります。
治療法として、ホルモン剤などによる対症療法や睡眠の周期を整える行動療法などがありますが、ストレスのコントロールと生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事)が最も大切なことです。
・五月病になりやすい人の特徴
まず前提として、誰にでも起こりえることだと思ってください。
それをふまえて、中でも自分を追い込みやすい方の特徴を下記にまとめます。
義務感や正義感が強く、手を抜けない
完璧主義で、ミスや失敗を許せない
仕事熱心で、プライベートを犠牲にすることに抵抗がない
周囲を気遣うあまり、自分を雑に扱う
自適度に甘やかしてストレスを解消できる人と比較すると、責任感が強く無理を強いる人のほうが、リスクは上がります。また、「熱しやすく冷めにくい人」は、うつ病になりやすい傾向があるといわれています。
・五月病対策
対策として自らできるものとしては以下の物があります。
自分のストレスを把握する
悩みを言葉にする
自分ができることを探す
ストレスの原因を対処する
ことです。
具体的に言うと、不満や不安を紙に書き出したり、信頼できる方に話を聞いてもらうのもストレス把握に効果的だと思います。
ストレスへの対処としては
ストレスに「耐える」
ストレスを「そらす」
ストレスを「発散する」
の三つに分けられます。
内二つの耐えることと反らすことは、すぐに実現できることではありません。
ですが発散に関してはすぐに実行可能です。
■すぐに実行できるものの例
好きなものを食べる
思い切り叫ぶ、歌う
クッションなどを思い切り叩く
好きなテレビや音楽を楽しむ
アロマや入浴剤を使う
呼吸を整える
瞑想する
など、空いている時間にすぐ取り組めることとしてはこちらがあげられます。
また時間はかかるけど、効果が比較的高いものとしては
休日にスポーツを楽しむ
近所の公園を散歩する
旅行やドライブに行く
趣味の時間を確保する
などがあげられます。
ご自身にあった発散方法をしっかりとストックしておくことが重要です。
最後に、五月病と聞いて軽く考えないでください。
自分で思っているよりも体も心もダメージを負っている場合があります。
そして、不調に気付いた時にはもう重症になっている場合もあります。
少しでも辛ければしっかり休みましょう!
特にうつ病などの場合はしかるべき医療機関で治療を受ける必要があります。
必ず誰かに相談し、一人で抱え込まないようにしましょう。
自律神経失調症の場合ですと、鍼施術やマッサージなどでお力になれる場合もございます。
お気軽にご相談ください。